『場所』への記憶を辿るプレイ“ス”リスト展
- Forget the reviews. Follow your rhythm.
空間には記憶が宿る。ここぞという勝負の前にツルンと顔剃りをしてもらった理容店から、壁に貼られたクイズの難易度が高く帰り道にモヤモヤさせられた近所の銭湯まで、記憶の蓄積によって、その空間はあなたにとって意味をもつ『場所』となる。
『場所』との関係性をみっちりと考えさせられた2020年。年末に開催するPlacyの展示では、DJ・ミュージシャンの場所への記憶を辿る『プレイ“ス”リスト』を展示する。各アーティストのプレイ“ス”リストでは、それぞれ想いのある場所が約10箇所アーカイブされており、そこでの記憶を読み・感じ・辿ることができる。
これは空間を起点に展開される新たな様式のドキュメンタリである。あらゆる場所の特色が五段階のスコアリング(reviews)に矮小化されるなかで、あなたは感性(rhythm)のあうアーティストの記憶を辿り、その場所との関係を創出する。
空間に宿る記憶は、我々をその場へと導く感性の糸となる。あなたはその糸を辿り、そしてまた『紡ぐ』ことができる。あなたの身体が感じたことを、その空間に記憶する。そして、それはあなたの『場所』となり、併せて、次の誰かを導く糸となる。
-- Forget the reviews. Follow your rhythm. Placy
▼プレイスリスト 参加アーティスト (順不同・敬称略)
Carpainter(TREKKIE TRAX)/ DJ CH.0 / ermhoi / in the blue shirt / JOMNI (Pee.J Anderson) / Kaz Skellington / Kenta Tanaka / Maika Loubté / Mars89 / Shun Momose / Okadada / Risa Taniguchi / Seiho / Stones Taro / TaiTan(Dos Monos)/ ¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U(Yukimatsu Yosuke)/ 中野陽介 (Emerald) / 入江陽 / 大比良瑞希 / 宮坂遼太郎 / 川島健太朗 (Laura day romance) / 木暮晋也 / 高木祥太(BREIMEN)
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東京カルチャーリサーチとは
絶え間なく変化する東京のカルチャーシーンを発見・研究し、その紹介をする小展示スペースです。東京が生み出すカルチャーの中でも、特にマンガ、ゲーム、アニメ、メディアアート等を深く掘り下げ、「東京シティビュー」としての独自リサーチとセレクションに基づき「東京の文化的特異点」を感じる作品を不定期で展示していきます。
- 主催
- Placy、東京カルチャーリサーチ