展覧会

誕生50周年記念 ベルサイユのばら展
-ベルばらは永遠に-

2022.9.17(土)~ 11.20(日)

東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)では2022年9月17日(土)から11月20日(日)まで、「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 -ベルばらは永遠に-」を開催いたします。

池田理代子氏の『ベルサイユのばら(以下、ベルばら)』は、1972年4月から1973年12月まで、少女マンガ誌「週刊マーガレット」(現「マーガレット」、(株)集英社)に連載されました。フランス革命を背景にした壮大な歴史ドラマは、当時の「少女マンガで歴史ものはあたらない」という常識を覆し、連載開始から少女たちの心をつかみ大ヒット。ファンレターが月に数万通届くほどの大人気作になり、少女マンガの歴史を変える不朽の名作となりました。

『ベルばら』は2,000頁にも及ぶ長大な物語ですが、本展では、特にマリー・アントワネットとオスカルの二人に焦点を当て、連載当時の貴重な原画約180点とともにご紹介します。当時24歳の池田氏が、「必ずヒットさせる」と誓いながら描いた原画は、力強い線がほとばしり、50年経った今でもその美しさに魅了されます。また、池田氏は「もっと自分の思い通りに絵を描きたい」とさらなる高みを目指して連載中にも画の勉強を続けており、物語の進展と共に画の筆致が変化していきます。本展では、登場人物の心情を映しながら筆致が変化していく様子もご覧いただけます。

『ベルばら』は、1973年に連載を終了した後も人気は衰えず、翌1974年に宝塚歌劇で舞台化されるやいなや、空前のベルばらブームを引き起こし、社会現象となりました。また、1979年にはテレビアニメが放映され、ファン層も拡大し、さらに、フランスをはじめとする世界各国での翻訳・出版も行われるなど、世界的な人気作品となっています。今年、連載開始から50年を迎えることを記念して開催される本展では、連載当時の貴重な原画を、執筆当時の池田理代子氏の想いや言葉を交えながら展示します。宝塚歌劇のコーナーでは劇中の“オスカルの居間”を再現するほか、舞台衣装や小道具などで華麗なるその世界を紹介します。テレビアニメや懐かしのグッズ、現在にも続く展開もたどるなど、多彩な切り口で不朽の名作の軌跡と全貌に迫ります。

©池田理代子プロダクション

海抜250メートルの展望台 東京シティビューからの絶景と『ベルサイユのばら』が織りなす夢のような世界観をお楽しみください。

 ■『ベルサイユのばら』作品紹介

『ベルサイユのばら』は、1972年4月から1973年12月まで、少女マンガ誌「週刊マーガレット」(現「マーガレット」、(株)集英社)に連載されました。池田氏は高校生の時、シュテファン・ツヴァイクによる悲劇のフランス王妃の伝記『マリー・アントワネット』を読んで感銘を受けました。「いつかアントワネットの生涯を何らかの形で描きたい」と思い続け、ついに24歳の時に『ベルサイユのばら』を発表しました。「フランス革命を勉強するなら『ベルばら』を読め」とまで言われるほど、池田氏の徹底した歴史取材に基づいた物語は読者を深く感動させるものがあります。特にマリー・アントワネットが無邪気な女性から人間として成長していく姿は秀逸です。そこに、池田氏が創作した女として生まれながらも軍人として生きる男装の麗人・オスカルが登場し、二人の女性の対照的な人生を軸に物語は展開します。さらに多彩な登場人物が加わり、革命という激動の時代の波の中で、それぞれの運命を生きる大群像劇に仕立てました。

©池田理代子プロダクション/集英社
主催
東京シティビュー、産経新聞社
後援
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、J-WAVE、TOKYO MX
協力
池田理代子プロダクション、(株)集英社、(株)トムス・エンタテインメント、阪急電鉄(株)、宝塚歌劇団、(株)宝塚クリエイティブアーツ、(株)宝塚舞台、(株)広真
企画協力
メイプル
基本情報
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