パリのオートクチュール・ウィークより招待される日本唯一のブランドYUIMA NAKAZATO 2025年2月3日(月)より東京シティビューにてエキシビションを開催。15周年を迎えたYUIMA NAKAZATOによるクチュールを超えたクチュールの世界へ
【主催者からのメッセージ】
中里とともにわたしたちが語り部になるための示唆に富んだ、意欲的なエキシビションであり、YUIMA NAKAZATOが迎える新たなフェイズにわたしたちが参加するためのまたとない好機だ。本エキシビションは、YUIMANAKAZATOの15年の集大成でもある『イドメネオ』を軸に、そこから派生したコレクション〈UTAKATA〉〈UNVEIL〉を紹介するパートを導入に、《FADE》コレクションの世界観をメインに据えたふたつのパートからなる。そこでわたしたちが体験するYUIMA NAKAZATOの「美しさと持続可能性」の両立という難事を遂行する美的創造が、セイコーエプソン株式会社とのパートナーシップの賜物であることにも注目したい。
最後にもうひとつ。中里唯馬が提示する物語は、いずれも、わたしたちの想像力を刺激して止まない中里との対話への誘いであるとすると、《YUIMA NAKAZATO展》は会場だけでは完結しない。日本資本主義社会の栄枯盛衰が刻み込まれた六本木が本エキシビションの舞台であることの意義を、わたしたちは中里と共有することになる。六本木の持つナラティブとYUIMA NAKAZATOのナラティブから生まれる新たな物語の語り部はわたしたちなのだ。
中里 唯馬・プロフィール
1985年生まれ。2008年、ベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーファッション科を卒業。
2016年7月にはパリ・オートクチュール・ファッションウィーク公式ゲストデザイナーの1人に選ばれ、現在に至るまで日本人として唯一、パリ・オートクチュール・ファッションウィークにてコレクションを発表し続けている。近年では、単独回顧展 ”BEYOND COUTURE” がフランスの公立美術館であるカレー・レース・ファッション美術館にて開催された。アメリカのボストン・バレエ団やスイスのジュネーブ国立劇場等で行われるオペラやバレエ等、舞台芸術の衣装デザインを行う。また、自らが発起人となり、未来を担う次世代のクリエイターのためのファッション・アワード FASHION FRONTIER PROGRAMを創設。
- 主催
- 株式会社 YUIMA NAKAZATO
- 協賛
- セイコーエプソン株式会社
- 後援
- 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、在日スイス大使館
セイコーエプソン株式会社とYUIMA NAKAZATOは、2022年よりパートナーシップを結び、継続して一人一人の多様なニーズに応える高品質な衣服づくりの実証実験、開発を通じて、ファッションの未来を切り開く様々な取り組みを実施してきた。
本展は、その成果をより多くの皆様にご覧いただく機会でもあります。